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G

悲鳴。
振り返る。
女の子が二人、怯えた様子で壁の一点を見ている
一人は尻もちをつき、もう一人は震えながら壁を指さしている。
ラケットを卓球台におき、二人の方へ向かう。
女の子が指さす先には茶色いエナメル質の奴がいた。

今は放課後の部活の時間だった。
ここは校舎の一階の広い廊下で卓球台が並んでいる。

気が進まないが俺が処理しなければ他のメンバは何もしそうにない。
仕方なく周囲を見回し武器になりそうなものを探す。
ちょうど反対側の壁際の本棚の上に新聞紙があった。
歩いていってそれを手に取り、丸めながら奴のいた所へ戻る。
女の子たちは既に遠くへ避難していた。

奴は壁にとまったまま動かない。
新聞紙の武器を構えながら近づく。

いきなり、奴は飛び上がった。
奴は女の子たちの逃げた方へと飛んでいく。
再び女の子たちは悲鳴をあげた。
奴は逃げ惑う女の子たちの間を通り抜け、廊下の橋にある本棚の真ん中辺に着地した。
そちらへ移動しようとした矢先、今度はこちらに向かって飛んできた。
空中をランダムウォークしながら、奴が接近する。
右手を少し上げる
掌にに力を込める。
あと1メートル。

突然、奴は大きく進路を左に変えた。
視界から奴が消える。
左を振り向く。

その瞬間、奴が目の前に現れた。

奴は俺の顔面へ向かって…。



飛び起きる。
自分の鼓動が聞こえる。
速い。
何が起こったのか、一瞬理解できない。

夢か…。

俺は夢の中ではこれが夢だと気づくことが多が、今回は全く気付かなかった。
考えてみれば、おかしいのだ。
あれは小学校の頃のクラブ活動の光景だったが、メンバーには高校の部活仲間がいた。
大抵、夢の中ではそういう矛盾は気にならないものではあるが。
しかし、なんという悪夢だろう。
思い出しただけで背筋がゾッとする。
いい夢はすぐに霧散して忘れてしまうのに、悪い夢ほど鮮明に記憶に刻まれる、と思う。
理不尽だ。
時計を見るとまだ4時だった。
もう一眠りしたいがとても眠れそうにない。
仕方なくパソコンを立ち上げ、夢を記すことにした。
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